こんにちは。今日も業務が終わりました。
今日先輩とお話ししているときに、こんなことをお話ししていました。
「これからの時代、ある意味子供も贅沢品になりそうですよね。」…と。
皆さんは子供が欲しいと思いますか?女性は特に「結婚して…子供作って…」という夢を持って結婚を考えている方も少なからずいらっしゃるのでは無いでしょうか?そこで私は今のご時世、子育てに対してどのような若者の姿勢があるのかについて調べてみました。
まず手始めに…2015年に国が実施した「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」を取り上げて比較してみたいと思います。
出典:国立青少年教育振興機構
上が2008年当時のもの。したが2015年のものです。なんと「子供は欲しく無い」と回答した人がなんと1.5倍から2倍近くまで増えていることがわかります。
その理由に関しての統計はこちら。
出典:厚生労働省より
まぁお察しの通りだと思いますがやはり…
お金が足りない!
…というのが主な理由みたいですね。実際不景気であるにもかかわらず、税収やランニングコストの上昇等で子育てがすごくしにくい世の中になっています。しかし、逆に考えれば「お金さえあれば、子育てをしたい」と考えていることも言えますよね。
つまり、最近の若者は…
「子供がそもそも欲しく無いのではなく、お金がないから作れない」
…という仮説が成り立ちますよね。そこで子供一人当たりにどれくらいのコストがかかるのか調べてみました。
出典:https://kodomo-ouen.com/data/02.html
今のご時世、大卒が当たり前の時代です。なので大学卒業の基準となる22歳までどれくらいのお金がかかるのかを引用してきました。だいたい3000〜4000万円くらいかかることが明らかとなりました。
国が今年より消費税10%にあげる代わりに、保育園や幼稚園の教育費の無償化を図る動きがなされています。実は保育園や幼稚園の費用って、数値的にはそこまで大負担と言うわけでは無いのがわかります。ただ子育てをするために、奥さんが正社員を辞めてしまうから、相対的な負担が高くなっているだけなのです。
教育費で数値的に一番コストがかかっているのは大学なのです。今の時代大学は星の数ほどありますよね…。私はやりたい仕事が概ね明確であったので、大学の進学を親へ交渉に交渉を重ねて、何とかいかせていただきました。しかし明確な理由もなく、「特にやりたいことはないけど、大学行けば何か見つかるよなぁー」みたいな感覚でただ学生として猶予期間を長くしたいだけのために、大学へ進学するのは人もいます。
これは人によって、ただの無駄遣いと思われることもあります。これが負担で奨学金を借りた末に返せなくなって、親子揃って破産…なんて事もザラにあります。
いろんな理由があれ、多くの人が大学まで学生時代までの長い学生時代過ごしてきた世代ですから…教育費というだけで莫大な金額になります。
そんな莫大なコストを抱えることを覚悟した上で、だいたい子供を産むのは20代後半から30代前半ですよね。その時の平均的な夫婦の収入を見てみると…
平均値は当てにならないので中央値を計算して補正をかけると、だいたい夫婦で合わせて600〜700万円と言ったところでしょうか。つまり夫婦で正社員で働いて全額使ったとしても3〜4年分の稼ぎを子供に注ぎ込むことになります。しかし自分たちの生活もかかっていますし、今後のための貯金もありますから子供に使えるのは、せいぜい給料の1/3〜1/4くらい。
なので10年以上の稼ぎをたった一人の子供だけに注ぎ込まなければならない計算になります。これをどう思うかは、皆さん次第ですが私としては、現実的でないなと感じてしまいますね。
現代の若者は非常に財布の紐がきつい上に、今後の将来にも希望感なんて全くありません。なので余計に子供のために財布の紐を緩めるのは難しくなってくると私は考えます。
そう思うと、子育てはしたいのにお金がないからできない。ある意味、子育てはというものは、贅沢品なのかもしれませんね。
P.S.
ちなみに私は子供は不要だと思います。
理由はメリットがないからです。今のご時世、子供が老後の我々の面倒を見てくれる保障もありません。老後は2000万も貯蓄が要るなんて言われたら、子供が自立するまで必要な一人分の費用を貯蓄しなさいと言っているのと同じです。私の仕事もお世辞に給与が高いわけではありませんから、無理があるかなと感じますね。
自分たちの経済的な理由という身勝手な理由だけで、子供を不幸にさせたくないというのが私の今の本心です。
フォロワーさんの言葉をお借りしますが…
「子供はまさに、
パンドラの箱。」