だいはるの同棲生活奮闘記録

2022年7月よりパートナーと同棲生活を始めただいはる。ナマヌル実家生活上がりのヘタレ一般男性が、自立していく上で学んだことを綴ります。

9/2 9/3 最近悩みつつあること…

お疲れ様です。今日も業務が終了しました。

 

最近気づいたことがありました。患者さんの家族の中には…

「病院で最期まで看取ってくれる」

…と思っている家族がいることです。たしかに高齢者に多い有病率を特徴とする認知症。また認知症の人でも特にBPSDがひどい方だと、家族だけでなく、施設でも手に負えなくて精神科病院に運ばれることもあるのですが…。精神科病院を入所施設か何かと思い込んでいる人がいました。(家族関係が悪いと、最悪患者入れるだけ入れておいて殆どコンタクトを取らない人も)

f:id:EaLpIth:20190905222532p:image

お気持ちはわかります。辛い思いして世話をして、やっと肩の荷が下りた。ようやく一息ついてもらうのは、ついてもらっても良いと思います。私ももし家族がそんな状況なら、そう思いますから。ただ患者さん本人も、自ら望んで認知症になって入院しているわけではありません(それって任意入院としてどうなのって話になりますが、今回はそれは触れません。)。

しかし、何度も言いますけど病院というのは

患者の

「医療の場」

であり

「生活の場」

ではない

…ということは紛れもなき事実。これだけは絶対に心しておかなければならないところです。入院の必要性がなければ、退院して在宅生活に戻ってもらうようにしなければなりません。これはきちんと理解して頂くように説明をしています。

 

しかし勿論状況によっては、退院できるのにもかかわらず、妥協して入院継続をしないといけないところがあるのかもしれません。ただ、自分が家族さんに対する支援として、あまりにも妥協し過ぎているのではないか…と自分で仕事しながら思うのです。

具体的には、家族さんでの在宅対応や施設対応が困難だからと行って安安と「じゃあ入院で…」と言ってしまって良いのだろうか。その人の抱える課題の本質は一体なんだろうか。それを考えずして入院させているのではないかと最近考えてしまいます。

入院させることは本当に簡単ですが、入院すると薬の影響でADLや活力がガクンと落ちます。なので退院させるのは長期になればなるほど、難しいです。本当に患者さんの「社会復権と権利擁護」が出来ているのか…。私は本当にケースワーカーとして働けているのか。

 

自問自答を繰り返しています。