だいはるの同棲生活奮闘記録

2022年7月よりパートナーと同棲生活を始めただいはる。ナマヌル実家生活上がりのヘタレ一般男性が、自立していく上で学んだことを綴ります。

7/31 本日の気づき

お疲れ様です。本日も業務を行いました。

今日はあるジレンマに襲われました…。詳しいことは、個人情報に触れるため言うことができませんが…。

ある時間に、電話相談がありました。入院を希望される方がいまして、その理由が明らかに病院に入院する理由とは乖離しているものでした。つまり、

「病院として入院させて良いのか」

「本人の在宅生活では、命に危険を脅かす危険性も無きにしも非ず」

…という、ジレンマに陥ってしまいました。

ただ私はいつも自分にこう言い聞かせながら、仕事に励んでいます。

「病院とは治療の場であり、生活の場ではない」

…と。

 

あくまでも、病院は病気を治療する場所です。生活をする場所ではありません。ただ、精神科病院では長期入院が必要なため、結果的に生活の場になりつつあるだけです。(それも本当はよくないのですが)

 

介護サービスが使えないから…受け入れ先がないから…だから精神科病院に頼ろう…。入院させたい理由とかたくさん聞きます。すごく日頃ご苦労をされているのはよーーーくわかります…!でも完全な家族都合や施設の意見のみで入院をさせる。それは、入院する理由にはなりませんよね。(明らかに症状がある場合や緊急性がある場合は除きます)ましてや、入院する本人も精神科病院というキーワードで嫌がったり、懸念したりすると思います(特に高齢者が多いため、「昔の精神科病院=監獄」の悪いイメージを持っているかもしれないから)。

また精神科病院に入院すると、薬や入生活の影響でADL低下や、退院意欲の低下、廃用化が著しく進みます。そんなリスクも孕んでいるのです。

実際に治療を受け、支援を受ける主体は本人にあります。本人の意思を尊重した上で、入院の検討をすると、本人も入院後のトラブルやモチベーション低下を防ぐことができます。誰かに決め付けられたことをやるよりも、自分で決めたことの方がモチベーション上がりますよね?それと同じです。そうすると、短期入院で社会復帰ができる可能性も高くなります。なので、もし精神科病院での入院を検討するなら、そこを抑えた上で、入院希望の相談をしてもらえると、ことがスムーズに運びやすくなるなと思いました。

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ただ、「そんな理由では入院できません」で終わらせたくはないのが私です。入院のリスクについてきちんと説明を行い、本当に入院が必要な状態なのかをまず確認する必要があります。それを踏まえて、何かしら入院以外での選択肢がないかを考え、説明する。そこまでしないと、ケースワーカーとして申し訳なさが出ます。

のちに本人にも会えますし、診察の際にもどんな様子かを詳しく見れると思います。なので、その短い面接時間を有効に活用して、先輩PSWと相談しながら、本人にとって適切な支援が行えるようにしていきたいです。