6/18 当直でした。
こんばんは
今日は当直のため、手短にまとめます。
2021年6月に
抗認知症薬に
アデュカヌマブ
…と言う薬がアメリカのFDAで承認され、実用化が始まっていますね!
認知症のお薬といえば…
アリセプト(ドネペジル塩酸塩)
メマリー(メマンチン)
レミニール(ガランタミン)
…と言うお薬が代表的です!
(本業の方は聞いたことあるかも?)
これらの薬は
認知症の進行を遅らせることにしか効果はなく、完全に止めるということはできませんでした。
(そもそも認知症というのは、脳の後天的な機能低下に伴うものだから、老化の一つと考えればそうかもしれない)
しかしこのアデュカヌマブは…
進行を食い止められる効果があると言われています。
脳内に溜まった異常なタンパク質(アミロイドβ)が脳内神経細胞を破壊することで、脳萎縮が進行して認知機能の低下が出現するわけですが…。
この異常なタンパク質を蓄積させないようにすると言うメカニズムみたいです。(図参照)
我々が60〜70歳代になる頃には本当に認知症に対する治療方法が実装されるかもしれない。
そんな希望の光が一瞬見えた…そんな気がしました。医学の進歩ってすごい!
しかしそれなりに使える条件や副作用、リスクなどもありますから、そこはやはり天秤にかけて使うか否かを判断していく必要があると思いますね。(まだ日本では実装されていない)